食物アレルギー

アレルギー事故防止対策

これだけは確実に!

  • 要配慮者とのアレルギー食に関するコミュニケーション
  • 特定原材料などの受入れ時の確認、明確化しての保管
  • 交差接触防止(保管、器具の区分・洗浄)
  • アレルギー対応食の提供時のルール明確化
  • アレルギー対応に関する責任者の明確化
  • アレルギー対応の食事についての方針の明文化
  • 提供方法等の具体的なオペレーション(方法)のルール化
  • 緊急時の対応フロー

食物アレルギーとは

摂取した食物が原因となり身体が食物に含まれるたんぱく質(アレルギー物質)を異物として認識し自分の身体を防御するために、じんましん・湿疹・下痢・嘔吐・咳・ぜん鳴(ゼーゼー)・まぶたの腫れなど過敏な反応を起こすことを食物アレルギーといいます。

即時型のアレルギー反応のなかでも、じん麻疹や腹痛だけなど一つの臓器にとどまらず、皮膚、呼吸器、消化器、循環器、神経など、複数の臓器の症状があらわれるものをアナフィラキシーと呼びます。

血圧低下や意識障害などのショック症状を伴う場合はアナフィラキシーショックと呼び、生命をおびやかす危険な状態です。日本でも死亡事故が発生しています。

特定原材料等

食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった食品のうち、特に発症数、重篤度から勘案して表示する必要性の高いものを食品表示基準において『特定原材料』として定め、これら8品目の表示が義務付けられています。

また、症例数や重篤な症状を呈する人の数が継続して相当数みられるが、特定原材料に比較すると少ないものを『特定原材料に準ずるもの』として20品目が定められています。

これらを原材料として含む加工食品については、当該食品を原材料として含む旨を可能な限り表示するよう努めることとされています。