被災地の栄養管理をキッチンカーで支援!
被災地の栄養管理をキッチンカーで支援!
2024.03.05
管理栄養学部
日本赤十字社キッチンカープロジェクト
日本赤十字社愛知県支部は特別な配慮が必要な人たちに食事を提供するための災害時キッチンカーを、全国で初めて導入しました。
腎不全の方、糖尿病を患っておられる方、食物アレルギーの子どもたち、咀嚼や嚥下が困難な高齢者などに食事支援をすることが、このキッチンカーの主な目的です。
厚生労働省は災害時における避難所での食事支援について、「災害時の福祉支援体制の整備に向けたガイドライン」を策定しています。このガイドラインでは、高齢者、母子、慢性疾患者等の要配慮者に対して、適切な食事を提供することが求められます。
日本赤十字社愛知県支部は災害時の避難所等における被災者支援事業の一環として、キッチンカーを活用して、特に高齢者、母子、慢性疾患者等要配慮者への食事支援の効果的な実施方策を検討しています。2022~2023 年は、日本赤十字社愛知県支部と名古屋学芸大学の共同研究として、このキッチンカーを活用したプロジェクトとしてを実施しました。
これまでに管理栄養学部の学生約 50 名が参加して、レシピを作成、試作し、全部で約 240 献立となるレシピ集を完成させたほか、衛生管理マニュアルを管理栄養学部環境衛生学研究室の 16 名の学生が分担して執筆、編集しました。学生たちにとっても貴重な課題解決学習と、挑戦ができるまたとない機会となっています。